豪快さの中のリアル「愛石」10月号(2020年)の表紙を見て
この水石愛好家サイト「掌」の主宰石川です。もう年末。今年はもう少し石が欲しかったなぁ、と感じる近頃。今年は石の展示会が中止になったのが残念。何回もこのネタは書いていると思います。これからも書くだろうなぁ。すいません。ほとんど恨み節。 表現を見るとその人の心に一番近づける。出会った石をみると人がわかる。そして、飾りをみせていただければ、さらにわかる。表紙の飾りに圧倒される。華やかで豪快でもある。まさに石の世界という感じです。 つぶさに見ていくと、後ろの金屏風がこの飾りに強さをあたえているのがわかります。加えて、中心の置かれた大きい塔の添配。この2つによって、侘び寂びとは少し異なる、安土桃山時代を思わせる強さが出ていると思う。数奇の世界である。 だから、石も負けていられない。左の石のアヴンギャルド、対して右石の静粛さ。その奇跡のバランスを真ん中の塔が保っているようだ。まさに現実世界ではないか。 石の世界は深い。あふれる石への愛が感じられた飾りです。
「愛石」は水石の専門誌。定期購読している唯一の雑誌。 水石好き、興味のある人にはぜひ読んでみて欲しい。 入手方法などは以下から。 愛石ウェブサイト http://www.ai-seki.com/index.html
石 川 伸 一 掌(tanagokoro) / 水石プランナー https://qzj12432.wixsite.com/tanagokoro
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