「展示」とは自分には大事だった、という話。
みなさんはどうだろう?
今年は新型ウィルスの影響で、行こうと思っていた水石の展示会は、すべて中止になった。盆栽の展示会は、わずかながら開催されたものもあって、観ることができたのは良かった。でも、規模を縮小したものがあったり、人の集まりも少ない気がして残念だった。でも、それが正解なのもさびしい気持ちだ。
「展示やります!来てください」と言うことが難しい時代。そんな事態が来るとは誰が予想したことだろう!まえからこういった告知を口で言うのは苦手であったけど。ますます言いづらくなった。これは水石・盆栽会のはじまって以来のターニング・ポイントかもしれないなと思う訳です。オーバーかもしれないけどね。
展示の中止は悲しい。これは自分の中では予想以上にさびしいもので、多分僕の中の水石という趣味は、水石を手元で楽しむことと「展示会」とセットなんだなとしみじみわかった。展示会には、展示の飾りに取り組む自分に加えて、お客さんや、愛好家さんとの交流会や交換会も含まれている。
こう書くと、随分自分は社交的な人間だと思われそうだけど、実はそうでもない。水石に人とつながる力があると思うのだ。
もちろん、楽しみからは人それぞれ。展示会には特に興味を示さず、手元で愛でる気持ちも凄くわかる気がする。 展示というテーマは深い。 今回はこのへんにしておこう。 石 川 伸 一 掌(tanagokoro) / 水石愛好家 https://qzj12432.wixsite.com/tanagokoro
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