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執筆者の写真Tanagokoro 盆栽と水石

変わらない硬質な苦悩。

更新日:2020年12月20日






変わらないものの美しさ。 良石の基準として「硬質」であるというのは、基本の基本。 どれほど美しくても、 そこに弱さがあってはだめなのだ。 弱さも嫌いではないど、石には硬質という強さ必要だ。 そのカタチに、想像力を駆使して、 共感できるが見えると 楽になる時がある そんな石なら、本当に嬉しい

硬質とつながるのは、 石の魅力は変わらない、というのがある。もちろん、台や飾り卓や添えを使えば、いろいろ見せ方を変える、という楽しみはありが、石自体は変わらない。放っておいて、しまい込んでも100年を経っても変わらない。 それが良い。 写真は「愛石」2020年8月号P26「蔵石録」より パッと見だけで魅力を感じる石である。

銘が「苦悩」。僕にもスッと入るネーミング。 うずくまり悩んでいる。ロダンの考える人も連想させる。 しかし、このうずくまり具合は、まさしく 深く悩んでいる。 まさにうずくまり、苦悩している姿石。 生きている中で、僕は何度 心の中でこのポーズをしたのだろう。 実際に路上ではできない世の中の難しさ。 石 川 伸 一 掌(tanagokoro) / 水石愛好家 https://qzj12432.wixsite.com/tanagokoro

  

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